船舶用燃料・潤滑油については、内航船・外航船を問わず国内はもとより、ワールドワイドにサービスを行っており、特に、東京・大阪湾では計5隻の自社運航の燃料供給船を配備し、きめ細かいサービスを提供しております。
当社は時代のニーズに合った環境性能、安全設備による付加価値を高める為、船舶更新を進めております。東京湾では、2017年のテクノスター就航を皮切りに2022年4月にテクノエースを就航させました。
テクノエースは、GHG削減を目指し、燃料供給船で国内初となる国土交通省の省エネルギー格付け制度の最高評価（星5つ）を獲得、また本船に装備した相手船と電磁石で接舷させるSTS着舷補助装置を新開発し、特許を取得するなど、船舶燃料のフィジカルサプライヤーとして、設備の面でも次世代を見据え、安全運航、燃料供給技術革新に資する研究開発を続けております。
新燃料に関する取り組みでは、将来のゼロエミッション社会に向けてのブリッジソリューションとして、商船三井グループのスキームの中でLNG燃料の国内調達および販売を手掛けます。またバイオ燃料に関しても将来の調達および輸送・販売を見据え、バイオ燃料と低硫黄A重油の混合油の実証実験を自社の給油船にて実施しております。