informationお知らせ
2025年4月23日
商船三井テクノトレード株式会社
商船三井テクノトレードが風力推進装置「VentoFoilコンテナ型」のリースを開始
~ MUアークラインのセメント運搬内航船に導入~
商船三井テクノトレード株式会社(社長:福島 正男、本社:東京都千代田区、以下「商船三井テクノトレード」)は、営業代理店を務めるECONOWIND B.V.(CEO:Nieuwenhuis Frank、本社:オランダ、以下「ECONOWIND社」)の風力推進装置「VentoFoilコンテナ型」をリース用として購入し、MUアークライン株式会社(代表取締役社長:椎木 耕造、本社:山口県宇部市、以下「MUアークライン」)保有のセメント運搬内航船「新栄丸」(以下「本船」)に搭載しました。
本船は、福岡造船株式会社(代表取締役社長:田中 嘉一、本社:福岡県福岡市)の長崎工場にて建造され、2025年3月31日に竣工した国内最大級20,000 トン積みのセメント運搬内航船です。商船三井テクノトレードは、ECONOWIND社と協力し、VentoFoilコンテナ型(*)を1基貸し出して国内内航船では初搭載となる本プロジェクトの実現に貢献しました。搭載にあたり一般財団法人日本海事協会から船級符号を取得しております。
商船三井テクノトレードは今年1月に竣工した外航船PRIMA VERDEへのVentoFoil導入実現に続き、本装置のリースを開始して環境負荷低減への取り組みを力強く推進します。当社は海運の温室効果ガス(GHG)削減に貢献するため、国内市場における風力推進装置の普及に一層貢献して参ります。
(*VentoFoilコンテナ型:境界層吸引を利用したサクションウイング(吸引翼)と呼ばれるタイプの風力推進装置。翼の表面に発生する速度の遅い空気層(境界層)を吸引し、風の流れを整流化することで抵抗を減らし、推進効率を高める。既存のデッキスペースへの影響を最小限に抑えつつ、容易な搭載・移設が可能な点が特徴)
<新栄丸に搭載されたVentoFoil>
<本船概要>
船名 | 新栄丸 |
船種 | セメント運搬船 |
全長/全幅 | 159.60メートル/29.8メートル |
載貨重量(夏季満載喫水において) | 21,500トン |
船籍 | 日本 |
<本船ドローン空撮動画:https://youtu.be/qRJM1laBJnc?si=jC-rbheryha4bpwk>
商船三井テクノトレードは、新中期経営計画「Techno-Trade “NEXT 10”」を着実に実行し、環境に配慮した製品・サービスの提供を通じて、商船三井グループの経営計画「BLUE ACTION 2035」が定めるグループビジョン実現をより確かなものとし、海事産業のさらなる発展に寄与して参ります。今回の「VentoFoilコンテナ型」のリース開始は、その取り組みの一環であり、今後も革新的な技術の導入を推進してまいります。
【本件に関するお問い合わせ先】
商船三井テクノトレード株式会社 PBCF・風力省エネ事業部
TEL 03-6367-5380 Mail: moltech-pbcf@molgroup.com